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平和交通 電気バス体験フェスタへ行ってみた

千葉県に置くバス会社平和交通は、最近にBYD K8(大型バス)とBYD J6(小型バス)を導入しました。3月27日に、それに関連して平和交通本社で開催された電気バス体験フェスタ(最終日)へ行ってみました。

電気バス体験フェスタでは、BYD K8の試乗やK8の電力を使ったプラバンストラップ作りの他、洗車体験や平和交通フリーマーケットなどもありました。また、特典としてBYD製マスクやマスクケース、電気バス丸わかりブックなどを貰えました。


BYD K8(K8RA)

一般用。試乗車として使用された。
ベイタウン線用。プラバンストラップ作り用の電源に使用された。

K8は、K9より短めの大型電気バスです。一般的な日本の大型路線バスは、全長が10〜11.5mで、世界的にデフォルトである12mよりも一回り短くなっています。そのため、今後日本では10.5mのK8が増えていくものと思われます。平和交通は、K8を国内で初めて導入しました。

モーターは後輪の内側に配置するインホイールモーター方式を取っており、定格出力75kW、最大出力100kW、最大トルク430Nmのものを2台搭載しています。

運転台。グラスコックピットで、メーター表示(速度計、出力計)がカッコいいです。

車内


 BYD J6(K6RA)

J6は、日本市場向けに開発された小型電気バスです。形式名にはK6を含んでいることからK6をベースにしたものと思われます。平和交通のみならず、あっという間に国内各地で導入されていっています。

モーターは定格出力100kW、最大出力165kW、最大トルク1650Nmのものを1台搭載しています。こちらは差動装置を介するもので、よくある直角カルダン方式なのかもしれません。

J6の方は運転席に座ることができました。ハンドルは乗用車並みに小さいです。

車内後部には、「物を置く禁止」という変な日本語が...w

入口付近にあった銘板


BYD K8試乗

このイベントの目玉である試乗会。BYD製の電気バスは以前からずっと乗りたかったので、とても楽しみにしていました。

乗った感じですが、音は聞いたことのない感じでした。思ったより静かでしたが、BYDらしい駆動音を聞けてよかったと思います。一方、噂で聞いた通りサスは硬い感じで、ガタガタした感じでした。

また、試乗では、「モーターで走る」「ギア(=変速機)がない」など、担当者による電気バスに関する説明がありました。

モハラジオで収録をしたいところでしたが、試乗会では厳しいので通常の走行音収録のみとしました。また今度千葉に行ってK8、J6両方とも乗りに行こうと思います。

加減速音


プラバンストラップ作り

BYD K8からの電力供給を受けているオーブントースターを使ってプラバンストラップ作りもしました。詳細は動画をご覧ください。

バス洗車体験

バスのバスタイムである洗車をしている時に、車内はどんな感じになっているのかを体感しました。洗車は、サイドとリアは洗車機、フロントはミラーがある関係で人の手により行われます。洗車体験は通常のディーゼル車が使用されました。


最後に

このイベントで、平和交通の職員の方に電気バスやその他のバスに関して尋ねることもでき、行った甲斐がありました。

また、このイベントでお会いしたフォロワーの方々、イベントを開催した平和交通の職員の方々、本当にありがとうございました。

日産リーフ 乗車レポート

3月25日に日産のe-シェアモビで、日産リーフに乗りました。日産がよく言ってる「電気自動車」です。

緊急事態宣言に伴いしばらくシェアカーの乗車を自粛していたので、数ヶ月ぶりにシェアカーに乗れて嬉しく感じました。未だに乗りたいシェアカーがたくさんあるので、宣言解除と春休みを機にどんどん乗っていこうと思います。


乗車

乗車。モーター音は比較的静かな方です。スムーズにグイグイ加速していき気持ちいい感じでした。バックミラーはカメラ式で、駐車時は真ん中のディスプレイにアラウンドビューモニターが表示されます。

充電端子カバーは下からこじ開けるタイプ。
フロントにあるので充電中の様子は餌を与えてるような感じ(?)


モハラジオ収録
モーター、インバータともにボンネットにありますが、モーターとインバータは一体となっており接続ケーブルは外に出ていません。モーターにくっつけると音割れするため、モーターから少し距離をおいた位置にモハラジオを吊るして録音しました。
同期モードはない。
インバータのキャリア周波数は5kHzで、終始非同期です。実音では、モーターの響き具合の違いなのか、同じくキャリア周波数5kHzであるトヨタMIRAI(出だし除く)や日野ブルーリボンハイブリッドなどとは異なり、非同期音がモスキート音のように聞こえます。


トラックシャーシのバス

トラックとバスでエンジンを共用するのはよくある話ですが、トラックの足回りをバスとして用いるケースもたまにあり、特に小型車に多いです。トラックシャーシのバスは自分がトラックに興味を持った大きなきっかけです。日本ではとても珍しい存在ですが、海外ではそれなりに見られる国・地域もあります。

日本では、いすゞジャーニーEなどがよく知られています。

日本では国産電気バスがなかなか出てこないので、eキャンターベースのバスがあればいいなぁ、なんて思ってしまいます(多分乗り心地はアレかも)。もしバスとして使用する際の車体価格や航続距離が気になるところですが。


トラックシャーシのバス架装例

トヨタ ダイナ 110FT(画像:Wikimedia Commons)

いすゞNシリーズ(エルフ) QKR77(画像:The Philippine Star)

日野 500シリーズ(レンジャー) FC9JJTA(画像:Hino Motors Philippines)

マニラLRT2号線 2000形のVVVF更新車が4月に登場?

更新後のVVVF装置(画像はLRTA公式より)
LRT2号線はフィリピンの首都マニラを東西に走る路線です。
現在休車となっている3編成は改修(新品のプロパルジョンシステム、モニタリングシステムの設置)を行った上で4月より運用に復帰します(本当に復帰した?)。VVVF装置は東芝IGBTから宇進産電IGBTに換装されます。なお主電動機が交換されるかどうかは不明です。
フィリピンの電車におけるVVVF装置の更新はLRT1号線の1100形(ADtranz IGBT→フォイトIGBT)に次いで2例目となります。2000形の更新車がどんな音になるのか非常に楽しみですが、他の車両もすぐに全更新にはならないことを願います。
他にも、2019年の衝突事故で破損した編成の修復工事を行っており、2021年第3四半期の運用復帰を予定している他、路線の延伸に伴う新型車両が導入される予定となっています。

乗り味の面で優れた都市バス用ハイブリッドについて考える

もし間違いなどがございましたら、コメントでご指摘をお願いいたします。

路線バスでは、立客目線として大型車でも乗り心地の優れたものとすることが理想的です。そこで、近年増えつつあるハイブリッドバスにおいて、どのようなシステムが乗り心地面で優れているのか考えます。なお、ここではコスパ等に関しては割愛します。
 
シリーズ式
パワートレインはシンプルな構造
シリーズ式は、エンジンは専ら発電に用い、走行は100%モーターが担います。日産のe-POWERが有名ですね。
特性上、加速・減速の多い市街地走行に適しています。モーター駆動であるために変速機を省略でき、ギクシャク感は皆無です。
路線バスでの採用例:
・MANライオンズシティハイブリッド
・三菱ふそうエアロスターHEV/エコハイブリッド
・オリオンVII OG/NG/EPA10ハイブリッド
など

変速ショック抑制型パラレルハイブリッド
一般的なパラレルハイブリッドの構造(日野製トラック、バスの場合)
パラレル式は、エンジン主役で、モーターは低速時や急加速時などでのアシスト役を担います。
しかし、有段変速機を使用する場合、普通の内燃車と同様変速ショックがあるという欠点を持ちます。
AMTで、1モーター2クラッチ式の場合
そこで、スズキのストロングハイブリッドのように変速ショックをモーターがカバーするという設計思想をバスにも応用できれば良いのではないかと思いました。なお、高度な制御の他、(特にAMTでは)高速域でも十分なモータートルクが求められるため、変速ショックの具合に応じてモーターの出力増強などが必要になり、従来型と比較してサイズおよび重量面で不利になるデメリットがあると思われます。
「DCTでも良いのでは?」と思う方もいるかも知れませんが、耐久性の問題から現状では大型車での使用には適していません。