【お知らせ】今後について(ライブ配信、制作物リクエスト)

本日も、DER/TUをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。自分は「中学の頃に戻りたい」とよく呟いていましたが、4月に入って高校3年生になってしまいました。

受験期も遠くなく、今後趣味に費やせる時間がさらに限られていきます。この限られた時間の中でやりたいことにできるだけ時間を費やしたく思っております。

・4月よりYouTubeのライブ配信の頻度を落とし、7月に今年の配信を終了する予定です。なお、来年受験が終わった後は配信を再開します。

・制作物のリクエストはNGとさせていただきます。なお、架空メーカーの鉄道車両、自動車(乗用車、バン、トラック、バス他)のイラストで描く形でデザイン提供依頼は大歓迎です。

ブルースクリーン発生ソフトを更新しました!

2021年3月31日より当ブログでブルースクリーン発生ソフトを公開していますが、Windows 11等で機能しないことが判明したため、プログラムを調整して再公開しました。また、アイコン変更や英語表示追加も行いました。

詳細はこちら

フェラーリ初の市販PHEV SF90ストラダーレのハイブリッドシステム

一般的なハイブリッド車は日本勢が根強い一方で、プラグインハイブリッド車(PHEV)は欧州勢が根強いです。プラグインハイブリッド車は、「プラグイン」の名の通り電気自動車同様にプラグでの充電が可能であり、バッテリー残量が十分にあれば、ある程度の距離はモーターだけでも十分に走ることができます。

プラグインハイブリッド車はスポーツカーも無縁ではなく、イタリアを代表する高級スポーツカーメーカーであるフェラーリも、2019年に初の市販車となるSF90ストラダーレ(SF90 Stradale)を発売しました。

選べる走行モード

SF90ストラダーレは、ハンドルにあるスイッチから4つの走行モードを選択できます。上から順に

クオリファイ:エンジン+モーターの性能を最大限に発揮する。

パフォーマンス:エンジンは常時稼働し、バッテリーを充電しながらエンジン出力を優先。

ハイブリッド(H):通常のハイブリッド走行モードで、効率重視。

eドライブ(eD):モーターのみで走行。エンジンは常に停止しているため、住宅地でも近隣住民を驚かすことなく静かに走行可能。

なお、eドライブは、バッテリー残量が十分にある時のみ使用でき、少なくなった際は自動的にハイブリッドモードに切り替わります。EV航続距離は約25kmです。


パワートレイン

SF90ストラダーレが搭載するハイブリッドシステムは、後輪側にエンジンとモーター、前輪側に2台のモーターがあるトルクベクタリング式4WDとなっています。
エンジンは、最大出力780PS、最大トルク800Nmを、3台のモーター合計で最大220PS(162kW)を発し、システム最大出力1000PSを実現しています。
トランスミッションは8速DCTです。
 
エンジン
F154 FA(3990cc、V型8気筒)にツインターボを組み合わせています。ハイブリッドになっても、フェラーリのあの独特なサウンドは変わりません。
 
前輪駆動用モーター
前輪駆動用モーターはマレリ製で、2台のモーターは左右独立しています。そのため、曲がる時はモーター回転数に差が生じ、聞こえてくるモーター音は不協和音のような響きになります。また、左右独立したモーターがトルクベクタリング(左右のタイヤで異なる量のトルクを与える)を行うことで、高いコーナリング性能を持たせています。
EV走行時やバック時は専ら前輪駆動用モーターがタイヤの駆動を担っています。そのため、バックギアが不要となり、トランスミッションの軽量化にも寄与しています。
ボンネットを開けるとトランクがあるが、その奥には
前輪駆動用インバータが見える。こちらも
マレリ製。

後輪駆動用モーター

後輪駆動用モーターはYASA製で、世界トップクラスの出力密度(14kW/kg)を誇ります。長さはたったの72mmで非常に薄型であるため、「パンケーキ」とも呼ばれています。
エンジンと直結しており、モーターとしても発電機としても使われます。また、エンジンスターターとしても機能するので、「キュルキュル言わないよ。」
なお、モーターとエンジンと切り離すためのクラッチはないため、エンジンを駆動回路から遮断すべきであるEV走行時は稼働しません。
 
バッテリー
バッテリーパックは84個のリチウムイオン電池セルが使用され、重量は84kg、電圧は350Vです。

ツビィ、VVVF波形再現動画の投稿を開始

DERのYouTubeチャンネル ツビィでは、4月21日(金)に電車2車種(マニラLRT2000形、近鉄1020系)のVVVF波形再現動画を投稿し、今後も国内外の様々な電車や電気自動車のVVVF波形を再現していきます。

この再現で使用しているのはJOTAN氏の「C# VVVF Simulator」です。


C# VVVF Simulatorについて

設定画面

C# VVVF Simulatorは、C#(プログラミング言語)を用いたVVVF波形生成プログラムで、Visual Studio上で動作します。最近はUIが使用できるようになったため、より容易に作成することができるようになりました。

VVVF波形を再現できるソフトといえば、スマホアプリのOTOTETSUがよく知られていますが、C# VVVF Simulatorでは設定項目が非常に細かいため、その分より忠実に再現することができます(もちろん手間はかかりますけどね)。また、シーメンスやアルストムのVVVFで使用されるような特殊なPWMにもある程度対応しています。

このプログラムは、JOTAN氏だけでなく、海外のモハラジオ勢でもあるThunderfeng氏(中国)やGeek of the Week氏(アメリカ)も開発に携わっています。