韓国・ソウル首都圏の地下鉄・郊外線の相互直通運転の主な特徴

韓国のソウルメトロ1、3、4号線では、KORAIL(韓国鉄道公社)と相互直通運転を行っています。韓国の首都圏電鉄*におけるソウルメトロ・KORAILの相互直通運転の主な特徴について挙げていきます。

*軽電鉄(日本で言う新交通システムおよびミニ地下鉄)を含めた、ソウル首都圏の通勤電車網

区間を問わず統一されている部分が多い

路線名・ラインカラー・駅番号

KORAIL京仁線、水仁線が乗り入れる仁川駅
京釜電鉄線経由でソウルメトロ1号線と繋がっている京仁線は、
1号線として案内されている。
路線図や案内においては統一された路線名が使用されており、地下鉄区間と直通先のKORAIL広域電鉄区間をひっくるめて首都圏電鉄〇号線と呼ばれています。
KORAIL京釜電鉄線とソウルメトロ1号線の境界駅である
ソウル駅駅
ラインカラーも統一されている他、駅番号は基本的に路線系統で連番となっています(ただし1号線は一部例外あり)。駅番号の1桁目は路線番号を表します(例えば、1号線は1xx)。


運賃体制

ソウル首都圏(ソウル特別市、仁川広域市、京畿道)内の首都圏電鉄や路線バスにおいては、交通手段や乗換回数に関わらず移動した総距離に応じて運賃を支払う「首都圏統合料金制」という共通の運賃体制が適用されています(一部例外あり)。


車内放送のメロディ

KORAILのIDソング(始発駅用)とロゴソング(終着駅用)
 
ソウル交通公社のロゴソング(フル)

終着駅到着放送および始発駅で流れる車内メロディは、その車両が所属する鉄道会社の曲が使用されています。

オルシグヤ(フル)
 
豊作(フル)

乗換駅到着放送の車内メロディは「オルシグヤ」が使われてきましたが、ソウルメトロの車両では2023年1月より「豊作」に変更されています。

日本の鉄道車両の貫通路は、海外より劣っている―安全性、静粛性などの観点から

日本の鉄道が海外と比較してお金をかけない傾向にあるものの1つとして、車両連結部の貫通路が挙げられます。今日の諸外国(日本製輸出向け車両含む)では当たり前にやっている対策を、日本ではやっていないことが多いのです。

安全対策

貫通幌の下部に出っ張り(スカート)を設けて、渡り板の隙間を埋める対策は海外では当たり前です。渡り板の隙間を埋めることにより、踏み外す危険性がなくなり、また放尿や嘔吐などの汚損行為防止(アンチヴァンダリズム)効果もあります。

しかし、日本ではこのような対策は、内壁が付いた新幹線や特急を除き、路面電車以外ではほとんど行われていません。


防音対策

二重幌
画像の幌では外幌、内幌がそれぞれ外側、内側に出っ張っているが、
必ずしもその組み合わせとは限らない。
貫通扉を設けている場合は、貫通路自体の防音にこだわる必要性は高くありませんが、扉を省略している場合は車内に車外騒音が入り込む要因となります。海外の通勤電車では、貫通路の扉を省略することが多いのですが、その多くは二重幌(外幌と内幌から構成)あるいは内壁を採用して遮音性を上げているため、そこまで問題にはなりません。
二重幌を使う代わりに、内壁を設ける手もある。
内壁付の貫通路は、日本では新幹線や特急以外での
採用例はほとんどないが、海外では逆で通勤電車に多い。
(画像:Wiki)
しかし、日本では、貫通扉を片方or両方省略した車両であっても遮音性の劣る1枚幌が一般的です。かといって、内壁は新幹線や特急以外ではほとんど使われませんし、防音幌(大江戸線他)や海外式の二重幌(新潟トランシス製路面電車)なども採用例はごく一部に過ぎません。

教習所での思い出(#2 乗り比べ編: アクセラ教習車、マツダ教習車、グレイス教習車、A3セダン)

(教習所名はお答えできません)

教習を受けてきた中で、マツダ アクセラ教習車、マツダ教習車、ホンダ グレイス教習車、アウディ A3セダンの4車種に乗りました(うちMT教習はマツダ2車種のみ)。普段はアクセラ教習車に乗りましたが、アクセラ教習車を基準に他の3車種に乗った際に感じた違いなどを述べていきたいと思います。

マツダ アクセラ教習車(3代目)

車両サイズ(L×W×H):4.61m×1.8m×1.46m

エンジン:Z6-VE(1598cc、直列4気筒)

トランスミッション:4速AT、5速MT

パーキングブレーキ:レバー式

アクセラ教習車は、アクセラセダンをベースにした教習車です。市販向けでは2代目後期型からエンジンやトランスミッションにSKYACTIV TECHNOLOGYを採用していますが、教習車では従前のものが使用されています。

2019年にアクセラはモデルチェンジ、海外同様のMAZDA3への車名統一されましたが、大型化したため、教習車は小型のMAZDA2セダンベースのマツダ教習車が後継となりました。


マツダ教習車

画像:くるまのニュース

車両サイズ(L×W×H):4.41m×1.695m×1.47m

エンジン:P5-VPS(1496cc、直列4気筒)

トランスミッション:6速AT、6速MT

パーキングブレーキ:レバー式

マツダ教習車は、MAZDA2(デミオ)セダンをベースにした教習車です。MAZDA2セダンは海外専売車であり、このマツダ教習車もタイからの逆輸入車となっています。余談ですが東南アジアなどの新興国では小型セダンが人気であり、トヨタやホンダなどの他メーカーも販売しています。

教習車を作るメーカーが減ってきた中でマツダが逆輸入してまで教習車を作り続けるのは、「教習生が最初に運転操作をおこなうクルマがマツダ車であってほしい」という想いからだそうです。

教習車初のSKYACTIV TECHNOLOGYを採用

従来のアクセラ教習車と比べると小型ではありますが、個人的にサイズ感は気になりませんでした。なお、遮音性が高くエンジン音が聞こえにくくなっていることに加え、クラッチペダルの操作感も違うため、発進時にエンストさせてしまうことがありました。まぁ、小型セダンは可愛いけどね。ちなみにAT車は乗ったことがありません。

トランスミッションはAT、MTともに6速ですが、MT車でバックギアに入れる際はシフトノブを押し込んで左奥に動かします。また、近年はオートマの国産乗用車がCVT(無段変速機)ばかりになって趣味的につまらなくなった中で、マツダは有段ATをちゃんと残してくれているので良心的です。


ホンダ グレイス教習車

車両サイズ(L×W×H):4.41m×1.695m×1.47m

エンジン:P5-VPS(1496cc、直列4気筒)

トランスミッション:CVT、6速MT

パーキングブレーキ:レバー式

グレイス教習車は、小型セダンのグレイスをベースにした教習車です。東南アジアなどの新興国向けでは6代目シティとして販売されていました。こんなところでシティという名前が引き継がれています。

日本では販売不振に終わり、市販向けは2020年に販売終了。なお、教習車は需要と供給の観点から翌年まで生産が続けられました。一方で海外向けのシティは7代目にモデルチェンジされ、現在でも販売されています。

乗ったのはCVT車なので音がつまらなくて退屈でした。個人的にはやはり有段変速機じゃないと嫌ですね。また、車外だとエンジンのインジェクターのカリカリという音が目立つ印象でした。


アウディ A3セダン(3代目)

車両サイズ(L×W×H):4.465m×1.795m×1.405m

エンジン:1.4TFSI(1395cc、直列4気筒)、1.8TFSI(1798cc、直列4気筒)

トランスミッション:6速/7速DCT

パーキングブレーキ:電動式

A3セダンは入校前の運転体験と高速教習の2回乗りました。自分の教習車のエンジンやトランスミッションは把握していませんでしたが、エンジンはいずれもターボ付きで、トランスミッションはDCT(デュアルクラッチトランスミッション)が使用されています。

一般的な教習車より遮音性に優れている他、エンジンのパワーに余力があるため市街地走行では常用回転域が低く、エンジン音はあまり入ってきません。DCTは有段変速でもトルコンATとは異なり変速していることを感じさせないスムーズな走りでした。

次に操作感ですが、ブレーキは強めで、少し踏んだだけでも結構なブレーキ度合いです。ですが運転してしばらくするうちに慣れます。ワイパーとウィンカーのレバーは外車故に国産車とは逆です。

また、パーキングブレーキには最近の乗用車で採用が増えている電動式が使用されており、作動・解除時にモーター音がします。

お知らせ/ANNOUNCEMENT(大学入学後について/After I Entered University)

本日も、DER/TUをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。4月より大学の理系学部に入学しましたが、課題が多いです。課題に追われる日々となっており、1週間以上も趣味の時間を確保できないこともしばしばです。また、大学が遠く、通学時間も長いため尚更です。

さらに、架空自動車メーカーの丸尾車輛の新倉自動車との提携に伴う新型車数車種の作成という「仕事」がありますが、大学の学業で忙しくなかなか進んでいないのが現状です。

そのため、大学入学後も制作物のリクエストを受け付けません。ご理解願います。

Welcome to DER/TU today. I entered the university’s science department in April, but I have many assignments. Everyday I’m busy with assignments, and I often cannot find time for my hobbies for more than a week. Also, the university is far from my home and it takes a long time to commute to the university, so it’s all the more.

In addition, I have to do a "work" to create several new models for the fictitious automobile manufacturer Maruo Car's partnership with Shinkura Motors, but the current situation is that I am busy with my university studies and am not progressing.

For these reasons, I don’t accept requests for productions even after entering university. Please understand.

「スネ夫号」「アヒル」「ハムスター」…海外の鉄道車両のあだ名

JR東日本のE235系は「電子レンジ」、都営5300形は「白い悪魔」と呼ばれたりしていますが、実は海外でも鉄道車両にあだ名が付けられるのはよくあることです。今回は、海外の鉄道車両に付けられているあだ名をいくつか挙げていきます。

台湾鐡路管理局EMU700型=「スネ夫号」
出典:Wiki
日本の隣国、台湾を走る台鐡のEMU700型は、前面の連結器カバーの特徴的な形状が、ドラえもんの登場人物である骨川スネ夫の尖った口と似ていることから、「スネ夫号(小夫號、阿福號)」と呼ばれています。
ちなみにこちらの車両は最初の3編成は日本(日本車輌製造)製、4編成以降は台湾(台湾車輛)製となっています。

マニラMRT3号線3100形=「大連列車」
出典:フィリピン運輸省
フィリピンの首都、マニラを走るMRT3号線に導入された3100形は、中国北車大連機車車輛で製造され、製造地の大連に由来して「大連列車(Dalian Train)」と公式でも呼ばれています。
なお、重量が規定を超過しており、また保安装置が設置されていない車両があるといった欠陥が見つかっており、2023年5月時点では運用に入っていません。

ラピドKLプトラジャヤ線車両(形式不明)=「アヒル」
出典:Wiki
マレーシアの首都、クアラルンプールを走るプトラジャヤ線の車両は、特徴的な前面形状を持ち、「アヒル(Duck、Ducky)」と呼ばれています。
プトラジャヤ線は2022年6月に開業した新しい路線です。クアラルンプールに行く機会があれば是非乗りに行ってみてください。

ボンバルディア タレント2=「ハムスター」「ハムスターの頬袋」
出典:Wiki
タレント2は、ボンバルディアの低床・連接構造の標準型電車で、ドイツ鉄道(442形、1442形、2442形)などで導入されました。
流線形の車体と下膨れな前面形状が特徴で、「ハムスター(Hamster)」「ハムスターの頬袋(Hamsterbacke)」と呼ばれています。

ドイツ鉄道480形=「トースター」
出典:Wiki
ドイツの首都、ベルリンのSバーン*ベルリンを走る480形は、「トースター」と呼ばれていますが、そう呼ばれている理由には諸説があります。
・断面形状
・1940年代のシーメンス製トースターであるBR480から来ている
・数年に一度に火災事故が時々発生していた
*ドイツ語圏における近郊鉄道網の名称

ドイツ鉄道481形=「ダイビングゴーグル」
出典:Wiki
Sバーンベルリンの481形は、前面の突起したパネルに大型のガラスが取り付けられ、「ダイビングゴーグル(Taucherbrille)」と呼ばれています。
また、インバータ制御に起因するモーター音が大きく、サイレンのような音でもあるため、「空襲警報(Fliegeralarm)」などとも呼ばれています。
加速音

CPTM3000形=「トレン・ミュージカル」
出典:Wiki
ブラジル・サンパウロのCPTM(サンパウロ都市圏鉄道会社)を走る3000形は、シーメンス製GTO-VVVFを搭載しており、発車時にモーターから音階が流れます。音階タイプのシーメンス製VVVFはかつて日本でもJR東日本E501系、京急2100形、新1000形に搭載され、「歌う電車」「ドレミファインバータ」と呼ばれてきたように、ブラジルのCPTM3000形でも「トレン・ミュージカル(Trem Musical)」と呼ばれています。
なお、現在は運用を離脱しています。
加速音

教習所での思い出(#1 技能教習、学科教習編)

※教習所名はお答えできません。

2023年2月に、ようやく進学先の大学が決まり、大学の授業開始までの間に3月1日~4月6日の約1か月間、教習所に通いました。当初はトラックや(定員10人以下の)マイクロバスを運転できるよう準中型免許を取る予定でしたが、早期の卒業が難しいことから一旦諦めて普通MT免許を取りました(後に準中型免許を取るかどうかは未定です)。

教習には1段階と2段階があり、1段階は仮免許を取るための内容、2段階は本免許を取るための内容となっています。

教官の中には、バス運転手OBや低身長の可愛い女性などもいて、色々な人がいるなぁと感じました。免許を取ろう(ゲーム)の渕沢栄吉みたいな人はさすがにいませんけどねw

学科教習

主に交通ルールや車の操作・仕組み・点検の基本を学ぶ学科教習では、四輪・三輪自動車のほかにバイクも扱われています。もちろん、AT限定免許を取る人でもMT車のことを学びます。

特に、右左折時や進路変更のルール、標識や標示、運転者の性格など、安全にかかわるものも多く、いざ運転してみると学科の重要性を感じさせられました。

道路交通法における「車」の区分
(画像:ロイヤルドライビングスクール広島)

学科教習で特に印象に残ったのが、自転車のような軽車両まで「車」と呼ばれていること(一方で路面電車は別)や、青信号は「進め」ではなく「進んでもよい」という意味であることです。

また、自動二輪、普通、準中型のいずれかを既に持っている人が他の種類の運転免許を取得する際は免許取得時の学科試験は免除されます。

ボルボ車を用いたテクニカAVの学科映像教材の例
(こどもや身体の不自由な人の保護)

余談ですが、テクニカAV(学科映像教材メーカー)のVTRで、欧州車(新作では主にボルボ車)をよく用いている理由として、国産車よりもモデルチェンジの頻度が低く、すぐ古臭く感じさせないためだそうです。テクニカAVは2つの公式YouTubeチャンネルがあるので、ご興味がある方は是非検索してみてください。いい復習になるかもしれませんよ。

技能教習

技能教習で一番お世話になった
マツダ アクセラ教習車

車を運転をするのが技能教習です。MT免許なので、当然MT車を主に使いますが、AT体験教習やセット教習、高速教習ではAT車を使います。

MT車ではアクセルとブレーキに加え
左にクラッチペダルがある
(画像:Autodeal)
MT車にはクラッチペダルがあります。クラッチはエンジンからの動力を伝達・遮断する機構で、ペダルを踏み込むことによりエンジンから動力を遮断します。
クラッチ操作は最初は慣れず、ガクンと大きな衝動を起こしたりすることが多かったですが、運転の回数を重ねていくうちに慣れました。クラッチを滑らせる半クラッチは発進および微速走行において特に重要です。

AT車の方が運転は楽ですが、(ギアが入っている状態では)停車中はしっかりブレーキを踏まないと勝手に動き出す(クリープ)ので注意が必要です。また、モーターを用いて発進するハイブリッド車やEVでも、一般的なAT車の運転感覚に合わせて疑似クリープ機能が付いていたりします。

運転は楽しいですが、仮免許を取っていざ公道に出ると、大きな課題が出てきました。公道に出始めた当初は歩行者を見落としてしまう、右折のタイミングに戸惑うなど、色々な苦労が伴いましたが、卒業検定の時には教官に補助ブレーキをかけられることもなくなり、合格をもらえました(あの時歩行者の方々どうもすみません)。

教習車の助手席には補助ブレーキが付いており、
いざという時に教官がかけられるようになっている
左右は足置き
(画像:ドライバーWeb)

技能教習では4車種乗りましたが、運転レビューは後日の記事に書きたいと思います。

最後に

約1ヶ月と短い教習所ライフでしたが、それでも教習所は思い出の地です。また、4月からは地元から遠い大学に通うことになったので尚更です。

現在は免許を取得済ですが、まだ不慣れな部分があるので免許取得後しばらくの間は親を乗せて練習します。

また、これまで当ブログなどで投稿してきた乗車レビューは乗客目線でしたが、今後は運転者目線の乗車レビューも投稿できればと思います。

新年ご挨拶(2022年振り返り、今年の抱負、お知らせ)

 本日も、DER/TUをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。2023年になりましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

2022年振り返り

ツビィライブ

上半期は、YouTubeライブ配信(ツビィライブ)、Twitterスペース(たらこスペース)、VVVF SimulatorによるVVVF波形再現と、いくつか新しいことを始めた半年間でした。一方で下半期は本格的に受験勉強に着手し、尽力してきました。

2022年から海外渡航のハードルが下がり、海外鉄界隈では既に海外に行かれている方もいます。ですが自分の場合は受験勉強が重なったことで結局海外に行くことはできませんでした。


今年は…

今後もしばらく受験勉強が続きます。せっかく趣味等に費やす時間を犠牲にして受験勉強を進めてきたので、志望大学進学できることを願っています。

また、高校受験→コロナ禍→大学受験のトリプルパンチで4年近くも海外に行けていません。今年こそは海外に行き、そして海外の鉄道に乗れるよう願っています。


お知らせ

受験勉強にさらに集中するため、スペースをやる時を除いてTwitterからログアウトします。DMやリプライが来ても返信しませんのでご注意ください。